early in the rainy day

ほんの備忘録として。自分のために書いてみます。

映画

コールド・フィーバー

『コールド・フィーバー』フリドリック・トール・フリドリクソン/1995/アイスランド大好きな監督。『春にして君を想う』以来二作目の鑑賞。彼はアイスランドに映画制作を根付かせたパイオニアだそうだ。『春にして君を想う』(原題は“Children of Nature“…

東京物語

『東京物語』 小津安二郎/1953/日本初めての小津映画。嫁姑の関係とか、年寄りが疎まれるところとか、今と変わらないなあと思ったり、女性の立ち位置とか、“余所様”との距離感とか、変わったなあと思ったり。そうやって観ることが出来るだけでも、価値があ…

街のあかり

『街のあかり』アキ・カウリスマキ/2006/フィンランドカウリスマキの灯すあかりは、決して現代のLEDのように、無機質で一定のあかりではない。マッチのあかりのように、弱々しく光は増減し、私たちを暖めるほどでもない。それでも、強すぎる光のように目が…

2015年8月 まとめ

8月の鑑賞メーター観たビデオの数:18本観た鑑賞時間:1819分アンダルシアの犬【淀川長治解説映像付き】 [DVD]鑑賞日:08月30日 監督:ルイス・ブニュエル過去のない男 [DVD]鑑賞日:08月30日 監督:アキ・カウリスマキル・アーヴルの靴みがき 【DVD】鑑賞日…

過去のない男

『過去のない男』アキ・カウリスマキ/2002/フィンランドカウリスマキ二作目。2002年カンヌグランプリ作品。やっぱり、主人公がどこかで救われてしまう、そんなストーリーで映画を撮るカウリスマキの優しさが好きだ。フィックスショットで軽く一分持たせて…

ル・アーヴルの靴みがき

『ル・アーヴルの靴みがき』 アキ・カウリスマキ/2011/フィンランド・フランス初めてのカウリスマキ。主人公に全部は与えず、全部は奪わないさじ加減が絶妙。でも、最後はちょっと贅沢すぎるかな。配色だったり、カットの割り方だったりはトラディショナル…

夏をゆく人々

『夏をゆく人々』@岩波ホール アリーチェ・ロルヴァケル/2014/イタリア 2014年カンヌグランプリ作品。まるで印象派の絵画のような、繊細なタッチと正確な構図が印象に残る映画だった。とりわけ、表情の描写が素晴らしい。左斜め後方からのショットが多用さ…

さよなら、人類

『さよなら、人類』@YEBISU GARDEN CINEMA ロイ・アンダーソン/2014/スウェーデンヴェネツィアで金獅子賞を獲得したという触れ込み以外、全く情報もなく鑑賞。結果、わからない。起承転結(そもそも、そういうものがあるのかすらわからない)すら見えず、…